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平成24年第1回定例議会(3月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年3月22日更新

 それでは、平成24年第1回定例会の開会にあたり、上程しております各議案の説明に先立ち、諸般の報告を申し上げます。

 はじめに、防災対策について申し上げます。

 東日本大震災から1年目となる3月11日に、自主防災会連合会、民間事業者などの協力により、「共助を育む力inまさき」として炊き出し訓練を実施します。

 この訓練では、災害時における地域間・団体間の連携強化を図るとともに、松前の食材を使った災害時のオリジナルメニューを提供したいと考えています。議員のみなさんもぜひご参加下さい。

 次に、町民のみなさんの避難場所になります小中学校等の耐震化につきましては、計画的に進めているところでありますが、平成24年度に実施を予定しておりました松前小学校南校舎と岡田小学校普通・特別教棟の耐震補強工事を前倒しで実施するため、関係予算を3月補正予算に計上しております。

 また、平成24年度に岡田中学校体育館の耐震補強工事を実施するため、関係予算を当初予算に計上しております。

 さらに、第1分団消防詰所の整備を早期に行うとともに、全地域に結成された自主防災組織を中心に、住民相互の助け合い、支え合いができるよう地域防災力の向上を図ります。

 次に、ごみの減量化について申し上げます。

 町民のみなさんと一体になって、ごみの減量化に取り組んでいくため、環境教育のリーダーとなる次代を担う子どもたち100人を公募し、エコロジーに対する様々な体験を通して理解を深めてもらう「子ども環境学園」を開催します。

 また、生ごみリサイクルプランの策定や資源ごみの持ち去りに厳正に対処するなど、日常の暮らしの中で町民のみなさん全員に少しでもゴミを減らし、リサイクルしようという気持ちを持って頂くよう努めます。

 次に、後期高齢者医療制度について申し上げます。

 後期高齢者医療の保険料率は、2年ごとに改訂される事になっており、平成24年度から新たな保険料率となります。

 平成24・25年度の後期高齢者医療費は、被保険者数の増加や医療の高度化などにより、平成22・23年度に比べ、131億8千万円(7.6%)の伸びが見込まれています。

 そのため、先月開催された広域連合議会において、平均で4,627円(9.4%)引き上げることになりました。

 なお、保険料の上昇を抑制するため、県が設置している財政安定化基金から18億円を繰り入れます。

 次に、介護保険につきましては、平成24年度から始まる第5期介護保険事業に向けて、見直しを進めてまいりました。

 平成24年度から平成26年度までの事業計画期間中の介護給付費は、高齢化の進展や介護施設の整備などにより、第4期計画期間中に比べ7億4,400万円(10.7%)の増となる事から、標準保険料を月額で400円(9.1%)引き上げる条例改正案を提出しております。

 なお、介護給付費の増加に伴い保険料負担も増大していく中で、より安定的に介護保険制度を運営していくためには、これまで以上に被保険者の負担能力に応じた保険料の設定が求められることから、今回の改定にあわせて、よりきめ細やかな保険料の負担段階となるよう見直しています。

 次に、認定こども園について申し上げます。

 学校法人エンゼルが建設している「認定こども園」は、施設等もほぼ完成し、平成24年度の開園に向けて最終の準備を進めているところです。  

 本町では、この「認定こども園」に約60名の乳幼児の保育を委託する事としており、その関係費用を当初予算に計上しております。

 また、同園では、保育時間を延長する「延長保育事業」や保護者の病気等により一時的に乳幼児を預かる「一時預かり保育事業」を実施するため、これらの補助金もあわせて計上しております。

 次に、乳幼児及び児童の医療費助成について申し上げます。

 この医療費助成については昨年、外来診療にあっては就学前まで、入院は小学6年生の年度末までに改正したところですが、誕生日によって助成期間に不公平が生じることのないよう、平成24年度より外来診療では、7歳の誕生日の前日まで、入院では13歳の誕生日の前日まで助成期間を延長する条例改正案を提出しております。

 続きまして、一般会計について申し上げます。

 わが国の景気動向については、平成20年秋以来の世界的な経済・金融危機から徐々に回復の兆しが見え始めた矢先、東日本大震災により経済活動は再び大きな打撃を被りました。国の補正予算等による震災復興対策は遅々として進まず、本格的な復興への道筋は見えていません。

 松前町の平成24年度予算の歳入について、町税及び地方交付税は、非常に厳しい状況となっています。

 歳出については、投資的経費が大幅に減額になるものの、認定こども園委託料等の物件費、一部事務組合負担金を含む補助費等が増加していることにより、引き続き大幅な財源不足に陥っております。

 このように厳しい財政状況ではありますが、新たな行政課題や社会経済情勢の変化に的確に対応し、第4次総合 計画の将来像である「水きらめき 笑顔あふれる ライフタウン・まさき」の実現に向けた重点的な予算配分を行っています。

 以下、一般会計当初予算案の主要事業につきまして、総合計画の基本施策と関連させながら順次ご説明いたします。

 第1点の「安全・安心・快適な松前町をつくる」についてであります。

 まず、消防・防災の充実につきましては、アナログ方式からデジタル方式に移行が必要な消防緊急通信指令システムの整備のための伊予消防等事務組合の負担金を計上しています。

 防犯・交通安全の充実につきましては、交通死亡事故ゼロのまちづくりを目指し、松前町を安全・安心で町民にやさしい町にするため、事故の起きやすい場所を知らせる「交通事故マップ」を作成して配布し、交通事故防止に努めます。

 環境・景観の保全と創造につきましては、地球環境にやさしいまちづくりを目指し、町民の新エネルギーの利用を積極的に推進するため、住宅用太陽光発電システム設置に対する支援を行います。

 また、火災・震災時等におけるアスベストの飛散を防止するため、民間建築物のアスベスト含有調査や撤去工事に対する補助金を計上しています。

 上・下水道の整備につきましては、公共水域の水質汚濁を防止し、環境保全・公衆衛生の向上を図るため、浄化槽の設置に対する補助を行います。

 また、市街化区域内の水路につきましては、都市化の進展に伴い汚泥が堆積した排水路が増加しているため、計画的な汚泥処理と清掃を実施するとともに、老朽化が著しい排水路については、補修工事を実施します。

 また、大雨時における市街地の浸水被害の軽減を図るため、排水路等の整備を実施します。

 第2点目は、「健やかでやさしい松前町をつくる」であります。

 高齢者支援の充実につきましては、要援護高齢者の在宅生活を維持・継続していくため、介護保険制度と連携を図りながら、高齢者に対する配食サービス等の在宅福祉サービスの充実・強化に努めます。

 障がい者支援につきましては、障がい者の自立と社会参加を基本とし、障がい者が社会の一員として快適な生活が送れるように、地域福祉活動の推進や在宅福祉施策の充実を図ります。

 子育て支援では、昼間保護者のいない家庭の小学校低学年児童の育成指導を行うため、放課後児童クラブ事業を実施し、遊びを主とした児童の健全な育成に努めます。

 また、保護者が働いている家庭や病気等の理由で家庭内での保育が困難な家庭の負担を軽減するため、新設される認定こども園への委託など、子育て支援の充実を図ります。

 さらに、母子家庭及び乳幼児・児童の保健の向上と福祉の増進を図るため、医療費の一部を助成します。

 健康づくりの推進につきましては、終了年度が迫っている「松前町健康増進計画」及び「松前町食育推進計画」をより効果的に推進するため、両計画を一体化した「健康づくり計画」を新たに策定いたします。

 また、総合健診事業や予防接種事業を実施し、町民の健康の維持・増進に努めます。

 第3点目の、「人と文化が輝く松前町をつくる」につきましては、この後、教育長が申し上げます。

 第4点目は、「豊かでにぎわいのある松前町をつくる」であります。

 まず、農水産業の振興につきましては、学校給食における地元産米の使用を促進し、食の安全と安心の確保に努めるとともに、米の生産調整及び戸別所得補償制度の円滑な実施を図ります。

 また、農業従事者の労力の軽減や経費の削減を図るため、各種土地改良事業を実施し、農業経営の安定に向けた取り組みを支援します。

 さらに、漁業従事者相互の連帯感、意識の醸成を目的に実施する事業及び漁業者の省力化・利便性の向上を実現する事業に対して補助をすることにより、水産業の振興を図ります。

 商工業の振興につきましては、農業、漁業及び商工業関係者が連携をとり、町内産業を発展させるための検討協議会を新たに設立し、地場産業の掘り起こし等の推進事業を展開します。

 第5点目は、「飛躍を支える松前町の基盤をつくる」であります。

 まず、土地の有効利用につきましては、土地の実態を総合的に調査し、土地をより高度にかつ合理的に利用するための基礎資料を整備するとともに、地籍の明確化を図る国土調査事業の進捗を図ります。

 市街地の整備につきましては、敷地の寄附を受けて、町が老朽建物を除去することで、指定地域の住民の不安を解消し、住環境の改善を図ります。

 住宅施策の推進につきましては、既存の木造住宅の耐震化を促進するため、耐震診断や設計及び耐震改修の費用の一部を助成します。

 道路では、老朽化が著しい町道の補修と地域から要望のあった道路補修を計画的に実施し、道路環境の改善と交通の安全を確保します。

 情報化の推進につきましては、小中学校等の出先機関に導入している情報通信系端末の更新を行い、安定した情報ネットワークの構築を図ります。

 また、庁舎の情報系端末については、管理ソフトを導入し、情報セキュリティ対策の強化を図ります。

 第6点目は、「みんなで力を出し合う松前町をつくる」であります。

 まず、コミュニティの育成につきましては、地域の生活福祉の維持向上を図るため、地域の皆さんが多目的に利用する集会所や広場等のコミュニティ施設の整備事業について費用の一部を助成します。

 協働のまちづくりの推進につきましては、ボランティア団体の効果的な活動を推進するため、社会福祉協議会内のボランティア団体に対し活動費を助成します。

 以上の結果、平成24年度の当初予算の総額は、

    一般会計  89億3,030万7千円

    特別会計  68億8,686万2千円

    水道会計  9億1,673万7千円

     合計  167億3,390万6千円

でありまして、これを前年度当初予算と比較いたしますと、

    一般会計  8億5,354万6千円の減

    特別会計  1億3,885万5千円の増

    水道会計     721万円の減

     合計   7億2,190万1千円の減

となっております。

 次に、一般会計に充当した財源でありますが、一般財源としましては、その根幹をなす町税39億2,717万円、地方交付税15億円のほか、地方譲与税、地方消費税交付金、基金繰入金及び寄附金などから16億2,048万5千円を計上しております。

 一方、国・県支出金、地方債等の特定財源につきましては、それぞれ事業執行に見合う額として、18億8,265万2千円を充当することとしています。

 続きまして、今回、同時に提案いたしました、平成23年度松前町一般会計補正予算(第4号)につきましては、既定の予算に歳入、歳出それぞれ6億2,587万4千円を追加し、歳入歳出予算の累計総額は、106億6,975万7千円となっております。

 補正予算の主要事項の内、小中学校の校舎耐震化のほか、東日本大震災等を教訓として、消防団員の安全対策を強化するため、発電機付きの投光器など消防団装備の充実を図ります。

また、一般廃棄物の適正な収集運搬及び処理・処分を促進するための経費を追加計上しています。

 一方、計画的に自治体経営を推進していくため、財政調整基金に対し、地方財政法の規定に基づき前年度繰越金の2分の1相当額等について積立てを行うほか、大規模地震災害対策基金も引き続き積立てを行います。

 なお、各事業の執行残額、不用額等については、減額補正を計上しています。

 一般会計3月補正予算の財源としましては、国・県支出金や地方債等の特定財源が6億9,690万7千円の増、その他一般財源が7,103万3千円の減となっております。

 以上が今回の補正予算の概要であります。

 最後に、本町の財政は、行政改革や東レ愛媛工場の増設、大型商業施設の開店等により収支の改善が進んでおりますが、長引く不況の影響や地方交付税の削減等が続いており、依然、予断を許さない状況です。

 そのため、私の他、副町長、教育長について、引き続き給料を月額10パーセント削減する条例を本議会に提出しています。

なお、本定例会には

○ 条例案件   11件

○ 予算案件   11件

の併せて22件の議案を提出しております。各議案の詳細につきましては、提案理由の中でご説明申し上げたいと思います。

何とぞ、慎重にご審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げて、私の挨拶といたします。