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平成30年第1回定例議会(3月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年3月6日更新

 それでは、平成30年第1回定例会の開会に当たり、上程しております各議案の説明に先立ち、諸般の報告を申し上げます。

 

 初めに、防災対策について申し上げます。

 昨年12月22日、国土交通省松山河川国道事務所から講師を迎え、平成29年9月台風18号による重信川洪水の概要説明会を開催し、各地域から117人の皆様に参加をいただきました。重信川に隣接する私たちにとって、豪雨による重信川堤防への影響を把握することは、今後の重信川氾濫に対する災害対策を検討する上において非常に重要であり、また、町民の皆様にとりましても、万が一の場合における速やかな避難行動等につなげることができます。説明会では、町民の皆様からも河床の高さや河川内の立ち木に関する意見等が出されるなど、有意義な会となりました。

 今後は、台風18号の際の災害対策を検証して課題の抽出を行い、重信川洪水の概要説明会で頂戴した御意見とこれまでに各自主防災会長や消防団等の皆様から頂戴した御意見を踏まえながら、それぞれの課題について対応策を検討し、速やかに対応できるものについては、洪水の危険性のある出水期までに取り組み、更なる防災力の向上に努めてまいります。

 

 次に、子育て支援について申し上げます。

 来年度から、3歳児の集団健診に、ビジョンスクリーナーという目の検査機器を導入して、検査項目を充実します。

 四国の自治体で初めて導入するこの機器は、写真撮影をするようにこの機器を見つめるだけで、約1秒で両眼の視力障害を的確に発見し、精密検査の必要な子どもを眼科専門医につなげることができます。

 子どもの視力の発達は、就学する頃までにほぼ完成するため、発達時期に近視や遠視、乱視などの視力障害を発見し、治療が開始されることが重要とされており、この機器の導入により、乳幼児期の視覚障害等の早期発見・早期治療につながるものと期待しています。

 今後も、医師会の協力を得ながら、乳幼児の健康管理の向上を図り、安心して子育てのできるまちづくりを進めてまいります。

 

 次に、国民健康保険について申し上げます。

 これまで、市町単位で運営していた国民健康保険は、来月から県が運営に加わり広域化されます。この制度改正は、医療保険制度の財政基盤の安定化を図るとともに、負担の公平化、医療費の適正化等を図り、将来にわたり持続可能な体制を構築するものです。

 今回の制度改正については、これまで、広報誌や町のホームページで制度改正の概要等についてお知らせしてまいりましたが、サービスの内容に変更はなく、国民健康保険の加入者である住民の皆様への影響もないので、混乱も生じないと考えています。

 今後も、引き続き、住民の皆様に身近な窓口として、分かりやすい情報提供に努めるとともに、国民健康保険制度の安定した運営を行ってまいります。

 

 次に、後期高齢者医療保険について申し上げます。

 後期高齢者医療保険は、保険料率が2年ごとに改定されるため、来年度から新たな保険料率となります。

 平成30年度と平成31年度の後期高齢者医療費は、被保険者数の増加や医療の高度化により、県全体の医療給付費が、2年間で200億円増の4,202億円、伸び率5%の増加が見込まれていることから、保険料の急激な上昇を抑制するため、愛媛県後期高齢者医療広域連合の剰余金32億9,000万円の活用と県が設置する財政安定化基金から6億6,800万円を取り崩した結果、これまでの保険料率と比較して、平均で941円、1.73%引き上げられることになりました。

 

 次に、介護保険について申し上げます。

 介護保険は、3年間ごとに策定する介護保険事業計画に基づいて、保険料の見直しを行っています。

 平成30年度から平成32年度までの第7期事業計画期間中の介護給付費は、高齢化の進展や必要な介護施設の整備により、第6期事業計画期間に比べ5億円増の85億6,000万円、伸び率6%の増加が見込まれますが、介護保険事業運営基金2億900万円を取り崩すことで、保険料基準月額を現行のまま5,300円に据え置くことにしました。

 なお、低所得者対策として、町が独自に実施している被保険者の負担能力に応じた、きめ細かな保険料段階ごとの保険料率の設定については、これまでと同様に実施してまいります。

 このほか、住民が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを継続できるよう地域包括ケアシステムの構築を推進するとともに、高齢者の自立支援、要介護状態の重度化防止に向けた各種事業に取り組み、高齢者支援の充実を進めてまいります。

 

 次に、道路整備について申し上げます。

 現在、整備を進めている町道西古泉筒井線のエミフルMASAKIのフィッタ前交差点で、1月15日から、四国で初めてとなる環状交差点「ラウンドアバウト」の運用が始まりました。

 運用の開始に当たり、この交差点の通行に、町民の皆様が戸惑うことがないよう、事前に広報誌や町のホームページで周知したほか、エミフルMASAKI店内にポスターを掲示いたしました。さらに、マスコミ各社に対して報道発表を行い、テレビニュースや新聞で大きく取り上げられたことにより、町外にも広く発信することができました。現在のところ、大きな混乱もなく皆様に御利用いただいております。

 今月中には、この交差点の中心となる中央等の整備工事を終える予定であり、交差点の北側につながる町道西古泉筒井線の整備についても、引き続き取り組んでまいります。

 

 次に、農業振興について申し上げます。

 町独自の農業施策に、町内の若手農業者の意見を取り入れ、夢と希望の持てる農業を実現することを目的に、昨年度からスタートした松前町若手農業者検討会議を、今年度も4回にわたって開催いたしました。

 今年度は、昨年度の会議において課題に挙がった、「松前町農産物のPR」と「生産力向上に向けた取組」について、参加者の皆さんがグループに分かれて意見を出し合い、方策について検討を重ね、1月29日に成果発表会を開催しました。

 発表会では、「松前町農産物のPR」については、松前町産であることが分かる統一のデザインのシールを作製して、農産物に貼り付けて産直市等に出荷し、松前町産を積極的にアピールする取組を、まずは、会議に参加した生産者で実施し、その効果を検証する御提案をいただきました。また、「生産力向上に向けた取組」については、町が農作業の人材バンクを設置することで、農繁期における人手不足を解消していく御提案をいただきました。

 いずれの提案も町の農業の発展につながる貴重なものであり、早速、来年度から実施してまいります。

 今後も、若い農業者の皆さんの意見を積極的に取り入れ、松山市農協等と連携を図りながら、農業振興に取り組んでまいります。

 

 次に、観光・交流機能の創出について申し上げます。

 エミフルMASAKIを訪れる方々に、親水公園や麦畑、塩屋海岸など町内の他の場所へ足を伸ばし、散策を楽しみながら松前の良さを知っていただけるよう、来月下旬からレンタサイクルの導入を予定しています。

 また、町のPRと憩いの場として癒しの空間を創出するため、エミフルMASAKIの玄関口となる古泉駅南側の農地を花畑に整備いたします。町花のひまわりやコスモス、菜の花など四季折々の花を植栽し、訪れた方が花を間近で楽しめるよう、花畑内に木製の通路を設置いたします。

 今後も、町の魅力の創出とPRに努め、交流人口の増加を図り、地域振興を推進してまいります。

 

 次に、生活環境の保全について申し上げます。

 歩行者等の通行の安全の確保と地域の美観の維持を図るために制定した、松前町放置自転車等の発生の防止及び適正な処理に関する条例が来月から施行されます。町内の道路、公園、駐車場や駐輪場などの公共の場所に放置された自転車について、この条例の規定により町が移動、保管、処理を行ってまいります。

 町のホームページや広報でお知らせし、運用開始に向けた準備を進めておりますので、町民の皆様におきましては、日頃から適正な自転車等の管理について御協力いただきますようお願いいたします。

 

 次に、ホッケーのまちづくりについて申し上げます。

 町では、ホッケー公園を拠点に、ホッケー競技による魅力と活気のあるまちづくりを進めるため、その一環として、2020東京オリンピック事前キャンプ地誘致に取り組んでいます。

 昨年12月には、愛媛県と連携して、マレーシアオリンピック委員会副会長を本町にお招きし、ホッケー公園の視察をしていただきました。

 引き続き、ホッケー公園の施設整備について検討しながら誘致活動を行い、交流人口の拡大や地域の活性化につながるよう、ホッケーの聖地・松前を目指し、ホッケーのまちづくりを推進してまいります。

 

 次に、スポーツ振興について申し上げます。

 女性の感性や視点を町政に生かそうと開催している松前町まちづくり女性会議において、参加者の皆様からウォーキングやランニングコースの整備について御提言をいただいたことから、先月、松前公園多目的広場周辺の遊歩道に、衝撃吸収性の高い舗装材を用いたランニングコースを整備しました。併せて、このコース沿いに、バランス円盤や背伸ばしベンチなど、ストレッチやバランス感覚を養う運動などを気軽に行える健康遊具4点を新たに設置しましたので、ウォーキング前後のストレッチや筋力維持のトレーニングなどに是非御利用ください。

 今後も、スポーツ環境の充実を図り、町民の皆様の健康増進とともにスポーツ活動の一層の活発化を促進してまいります。

 

 

 以上が諸般の報告であります。

 

 なお、本定例会には

 報告案件  1件

 条例案件  16件

 予算案件  11件

 合わせて28件の議案を提出しております。

 

 各議案の詳細につきましては、提案理由の中で御説明申し上げたいと思います。

 何とぞ慎重に御審議の上、適切な御議決を賜わりますようお願い申し上げまして、挨拶といたします。