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10月21日、住民向け災害図上訓練DIG(風水害版)を行いました。
「災害を知る!地域を知る!人を知る!」をキーワードとして、(一財)消防防災科学センターから講師を招いて行ったこの訓練は、自主防災会と松前町消防団の合同で行うことにより、地区の防災力の強化を図るもので、北黒田、宗意原、新立、筒井、徳丸、神崎、上高柳、恵久美、西高柳の計9地区が参加しました。
各地区ごとに大きな地図を囲み、河川や水路、危険箇所等を書き込んだ上で、もし災害が起きた場合について議論しました。
地区によって特性が違うため、どこに何があり、風水害時にはどういった状況になるかを再認識し、災害に備えました。
また、災害図上訓練指導員から、固定観念を捨て、危機意識を持ち、速やかに命を守るための行動を行うよう指導がありました。
各地区の良いところや、弱いところを理解し、顔の見える関係づくりを行い、情報を共有し、共通の認識を持つことで、地区の防災力を高めていきましょう。
DIG(ディグ)とは、参加者が地図を使って防災対策を検討する訓練です。
Disaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム)の頭文字を取って命名されました。DIGという単語は「掘る」という意味を持つ英語の動詞でもあり、転じて、探求する、理解するといった意味をもっています。
このことから、DIGという言葉には、「災害を理解する」「まちを探求する」「防災意識を掘り起こす」という意味も込められています。