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令和元年6月16日に、西高柳自主防災会が、西高柳集会所で「防災訓練」を開催しました。
西高柳自主防災会が毎年行っており、初期消火、小型発電機操作等の訓練を行った後、今回は「避難所運営ゲーム HUG(ハグ)」を行いました。
講師である一般財団法人消防防災科学センター防災図上訓練指導員の楠本様から、避難所の運営等について、「行政や消防団を当てにするのではなく、自分たちでやらなければならない」、「住んでいる場所のリスクを知ること」と話があった上で行った「避難所運営ゲーム HUG(ハグ)」は、西高柳の住民同士の意見交換や情報共有ができ、避難所運営に関する課題が見えた有意義な訓練となりました。
避難所運営を皆で考えるためのひとつのアプローチとして静岡県が開発したもので、避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。
プレイヤーは、このゲームを通して災害時要援護者への配慮をしながら部屋割りを考え、また炊き出し場や仮設トイレの配置などの生活空間の確保、視察や取材対応といった出来事に対して、思いのままに意見を出しあったり、話し合ったりしながらゲーム感覚で避難所の運営を学ぶことができます。
※HUGは、H(hinanzyo避難所)、U(unei運営)、G(gameゲーム)の頭文字を取ったもので、英語で「抱きしめる」という意味です。避難者を優しく受け入れる避難所のイメージと重ね合わせて名付けられています。