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令和2年度施策方針

印刷ページ表示 更新日:2020年3月19日更新

1「安全・安心な生活環境づくり」

 まず、消防・防災の充実のため、第9分団消防詰所を建設し、消防団活動の拠点整備を進めるほか、小型動力ポンプやホースなどの更新を行い消防団設備の充実強化を図ります。
 次に、防災・減災の促進のため、松前町地域強靭化計画の策定や新たな浸水ハザードマップの作成、愛媛県及び県内市町と連携して実施する防災関係システムの高度化などを行います。また、備蓄品整備の計画に基づいて、引き続き災害時の備蓄品の整備を行うほか、指定福祉避難所における設備整備の強化を図るため、福祉避難所で必要となる備品等を配備し、開設訓練等を行うことにより災害に対する体制を整えます。
 次に、防犯・交通安全の充実のため、運転免許証自主返納を行った高齢者に対して公共交通の乗車券等を交付し、高齢者が運転免許証を自主返納しやすい環境を整備することにより、高齢運転者による交通事故の抑制を図ります。
 また、循環型社会形成の推進のため、収集、運搬、処理を適正に実施しながら、指定ごみ袋の利用や分別を一層徹底することで、ごみの減量化を促進し、リサイクルの推進による資源の再利用を図ります。伊予地区清掃センターの負担金については、運営に係る費用のほかに、老朽化した設備の更新に必要な費用を負担します。
 次に、コミュニティの育成のため、各地域の集会所、公園などの整備に対して助成を行い、便利で快適に過ごせるまちづくりを進めるほか、今後、増加が見込まれる空家の発生を抑制し、地域コミュニティの活性化を図るため、空家の活用を促進することに対して助成を行います。

 

2「笑顔で暮らせる健康づくり」

 まず、地域福祉の充実を図るため、社会福祉協議会へ運営補助を行い、連携・協力することで、地域福祉の増進を図ります。総合福祉施設である福祉センターについては、福祉事業における連携や事務の効率化を図るため、社会福祉協議会を指定管理者として、運営を委託します。また、福祉センターの省エネルギー化を推進するため改修工事を実施します。
 次に、高齢者支援の充実のため、第7期介護保険事業計画に基づく施設整備を行うに当たり、開設を希望する事業所に対して補助を行います。また、2022年に開催予定の第35回全国健康福祉祭(さい)えひめ大会、いわゆる「ねんりんピック」に向けた準備を行います。
 このほか、伊予市・伊予郡養護老人ホーム組合の負担金を負担するとともに、在宅において、養護を受けることが困難な高齢者に対し、適切な施設への入所措置を実施します。
 次に、障がい者支援の充実のため、障がい者や障がい児のためのサービスの目標や見込みを定めた第5期松前町障がい福祉計画及び第1期障がい児福祉計画の期間が令和2年度末をもって終了することから、これまでの取組や実績を評価・検証し、第6期松前町障がい福祉計画及び第2期松前町障がい児福祉計画を策定します。また、障がいの除去、軽減に必要な医療の給付を行うとともに、障がい者や障がい児が社会の一員として生活が送れるよう自立支援給付などの事業を行うほか、重度心身障がい者の生活の安定と福祉の増進のため、医療費の一部を助成します。
 次に、子育て支援の充実のため、子育て世代包括支援センターを開設し、妊娠・出産・子育てに関するワンストップ相談や支援プランの策定、子育てに関する必要な情報の提供を行い、切れ目のない包括的な子育て支援を実施します。
 また、ファミリー・サポート・センター事業についてサポートを行うサポート会員に対する援助報酬を引き上げるとともに、サポートを受ける、低所得世帯の方に対しては、援助報酬の一部を補助する制度を創設して負担の軽減を図り、子育て世帯が制度を利用しやすい環境を整えます。
 このほか、子ども・子育て支援制度に基づき、保育所、幼稚園、認定こども園等を通じて、幼保無償化のための必要な給付を行うとともに、病児保育、一時預かりなどの各サービスを実施します。また、施設型給付を受けない私立幼稚園を利用する世帯だけは、子どもの副食費が公費で負担されないことから、施設型給付を受けない私立幼稚園を利用する世帯のうち低所得世帯については、副食費相当分を公費で負担します。
 子ども医療費助成は、引き続き義務教育終了までの医療費を無料とし、安心して子どもを生み、育てることができるまちづくりを推進していきます。
 放課後児童クラブの整備については、松前小学校放課後児童クラブの設計と旧岡田小学校放課後児童クラブの解体を行います。
 次に、健康づくりの推進のため、町民の健康づくりへの意欲を高めるきっかけとして健康づくりフォーラムを開催するとともに、壮年期・中年期健康アドバイザー事業を実施し、健診の受診や運動習慣の定着を促します。また、集団健診を実施し、がん・心臓病・脳卒中などの疾患の早期発見・重症化の予防を図るとともに、医療の必要な方に対して栄養や運動に関する保健指導や健康管理の知識の普及を行うほか、健康な状態を長く保つためには、口腔ケアが重要であることを若い世代に啓発し、若いうちから歯周病予防に対する意識を高めるため、これまで、40歳から75歳を対象に実施していた歯科健診について、受診年齢を20歳から75歳に拡大して健診を実施し、健診の周知方法についても、今回拡大する若い世代に届きやすいよう、広報誌やホームページだけではなく、町のフェイスブック等を活用することとしています。一方、こうした健康づくり事業に参加した方や健診の受診者に対して、参加回数や受診回数に応じて賞品と交換できる仕組みをつくり、参加率や受診率の向上にも努めます。
 妊婦・乳幼児健康診査については、妊婦や乳幼児の健康診査を行い、疾病の早期発見に努め、結果に応じた指導や助言を行います。
 また、予防接種法に基づき、各種接種を実施して、疾病の発生及びまん延を予防することにより、公衆衛生の向上や医療費の抑制に努めます。
 次に、社会保障の充実のため、介護保険特別会計、国民健康保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計に対して繰出金を支出し、特別会計の財政基盤の安定を図ります。

 

3「豊かな心を育む人づくり」

 まず、学校教育の充実を図るため、教職員の事務負担の軽減や情報共有の効率化を図ることを目的として、出退勤機能やスケジュール機能等を持った学校用グループウェアを導入します。また、岡田小学校を拠点校として、地域住民と連携しながら、学校における防災教育を実施します。このほか、老朽化・耐震化への対応が必要となっている松前中学校については、改築工事を行います。
 次に、生涯学習の推進のため、拠点となる文化センターについて、引き続き指定管理による運営を行うとともに、省エネルギー化を推進するための改修工事を実施します。
 次に、スポーツの振興においては、ホッケーを通じたまちづくりを推進するため、大会や合宿等の誘致活動を積極的に行うとともに、初心者から経験者までホッケーに親しんでもらうためのホッケー教室や中学生の交流大会を開催します。また、町全体で東京オリンピックを盛り上げ、ホッケーのまちづくりの機運を高めるため、男子ホッケー日本代表の試合のパブリックビューイングを実施します。

 

4「活力あふれるにぎわいづくり」

 まず、農水産業の振興を図るため、農業用の用水施設などの日常管理や集落が行う清掃活動、水路の補修などに対する支援を行います。
 また、はだか麦プロジェクトでは、松前町の特産品である「はだか麦」を活用したおやつやごはんの認定活動によるはだか麦との接点を拡大する取組を継続して行うほか、高機能おやつ「はだかむぎゅ」の販売促進のためのPRを行います。
 次に、商工業の振興のため、松前町の産業を支える事業者や関係団体が一堂に会し、物産品や生産品の販売などを通じて町内外にPRを行うための産業まつりを実施します。
 次に、観光・交流機能の創出のため、松前町の活性化と町民の活力増進を図るための夏祭りの運営を支援するとともに、松前町の伝統行事である「はんぎり競漕」について、町内のみならず広く町外にもPRします。
 また、エミフルMASAKIを訪れる方の滞在時間の延長を促し、地域経済への貢献や地域振興を図るため、レンタサイクル事業を引き続き実施します。
 このほか、地域活性化を図るための新たな取組として、地域おこし協力隊の導入を目指し、首都圏等で開催される募集説明会等に参加し、地域おこし協力隊の募集を行います。
 次に、雇用・就労環境の整備のため、条例に基づき東レに対して工場等設置奨励金を交付します。

 

5「快適で暮らしやすい基盤づくり」

 まず、上・下水道の整備のため、水道事業及び下水道事業に対して繰出金を支出するとともに、下水道事業とのバランスを考慮して住民の負担を軽減するため、下水道事業計画区域外での浄化槽の設置に対して補助を行います。また、筒井地区の円滑な排水機能を確保し、浸水被害の軽減を図るための雨水対策工事を行います。
 次に、市街地の整備では、松前駅前の広場の整備方針などを検討し、基本計画を策定します。また、地域の住環境の改善や地区住民の不安を解消し、災害時の倒壊による被害を防止するとともに、自主的な除却への誘導を図るため、指定区域にある老朽建物除却事業を推進します。
 次に、住宅施策の推進のため、既存の木造住宅の耐震化を促進します。町が松前町建築協議会に委託して無償の耐震診断や耐震設計を実施するとともに、所有者が自ら実施した耐震診断、耐震設計、耐震工事及び工事監理については、その費用を助成します。
 また、空家等対策協議会において、空家に対する施策の検討、特定空家の認定を行います。
 町営・改良住宅の管理では、公営住宅等の活用手法及び長寿命化のための事業・取組について検討し、長寿命化計画を策定します。
 また、老朽化した神子舞住宅の屋上防水の改修を行い、居住環境の改善を図ります。
 次に、道路・交通網の充実のため、町内を巡回しているコミュニティバスの運行に対して支援を行います。
 町内の道路については、道路環境を改善し交通の安全を確保するため、老朽化が著しい町道について、計画的に維持・管理を行うとともに、安全かつ快適に利用できるよう整備・改良工事を行います。また、今後発生が予想されている南海トラフ地震等の大災害に備え、避難路・緊急輸送路を整備し、安全で安心なまちづくりを推進するため、幹線町道の整備を推進します。
 次に、協働のまちづくりを推進するため、町政懇談会を引き続き実施し、より町政への理解を深めていただくとともに、町民の皆さんの幅広い意見を町政の各種施策に反映させます。
 また、町の基本政策や自然・歴史・文化等の地域資源、地場産業等の情報を、町内外に広く分かりやすく提供することを目的に、第5次松前町総合計画を基本とする松前町勢要覧2020を作成します。