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令和3年度施策方針

印刷ページ表示 更新日:2021年10月22日更新

1「安全・安心な生活環境づくり」

 まず、消防の充実のため、消防団に配備している小型動力ポンプや消防ホースの更新を行うなど、消防団設備の充実強化を図ります。
 次に、防災・減災の促進のため、備蓄品整備の計画に基づいて災害時の備蓄品の整備を行うほか、地域防災力の向上を図るため、地域や組織での防災活動の中核となる防災士の養成にも引き続き取り組みます。
 次に、防犯・交通安全の充実のため、町内全域のカーブミラーの点検を実施し、安全安心な交通環境を維持するほか、運転免許自主返納者のうち希望する方に対して公共交通機関の乗車券等を交付し、高齢者が運転免許を自主返納しやすい環境を整備することにより、高齢運転者による交通事故の抑制を図ります。また、循環型社会形成の推進のため、収集、運搬、処理を適正に実施しながら、指定ごみ袋の利用や分別を一層徹底することでごみの減量化を促進し、リサイクルの推進による資源の再利用を図ります。
次に、コミュニティの育成のため、各地域の集会所や公園などの整備に係る費用の一部を助成することにより、地域コミュニティの活性化を図ります。
そのほか、伊予地区広域斎場について、運営に係る費用のほか、施設の老朽化に伴う改築に係る費用を負担します。

 

2「笑顔で暮らせる健康づくり」

 まず、地域福祉の充実を図るため、社会福祉協議会へ補助を行い、連携・協力することで、地域福祉の増進を図ります。総合福祉施設である福祉センターについては、福祉事業における連携や事務の効率化を図るため、社会福祉協議会を指定管理者として、運営を行わせます。
 次に、高齢者支援の充実のため、第7期介護保険事業計画において計画し、第7期計画期間中の整備を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大による建築資材費高騰の影響を受け、整備が遅れている施設について、第8期計画に引き継いで整備することとし、これに対し補助を行います。また、伊予市・伊予郡養護老人ホーム組合和楽園の負担金を負担するとともに、身体的、精神的、環境的又は経済的な理由で在宅において、生活ができない高齢者に対し、適切な施設への入所措置を実施します。
 次に、障がい者支援の充実のため、障がいの除去、軽減に必要な医療の給付を行うとともに、障がい者や障がい児が社会の一員として生活が送れるよう自立支援給付などの事業を行うほか、重度心身障がい者の生活の安定と福祉の増進のため、医療費の一部を助成します。
 次に、子育て支援の充実のため、松前小学校放課後児童クラブの新築工事や老朽化した白鶴保育所の改築に向けた設計を行うほか、町内で保育所整備を行う事業者に対する助成を行います。また、保健師等が養育支援を必要としている家庭を訪問し、養育に関する指導や助言等を行うことにより、個々の家庭が抱える養育上の諸問題の解決や軽減を図るための養育支援訪問事業を新たに開始します。このほか、子ども・子育て支援制度に基づき、保育所、幼稚園、認定こども園等を通じて、共通の給付を行うとともに、病児保育、一時預かりなどの各サービスを実施します。また、施設型給付を受けない新制度未移行の私立幼稚園の利用者について、低所得者等の子どもの副食費相当分の公費負担を行い、既に公費負担している認定こども園、保育所及び幼稚園の利用者との公平化を図ります。
 子ども医療費助成は、これまでの助成対象に修学又は病院等への入院、入所若しくは入居のため他の市町村の区域内に住所を有する子どもで、松前町国民健康保険以外の医療保険の被扶養者であるものを加え、引き続き義務教育終了までの医療費を無料とし、安心して子どもを生み、育てることができるまちづくりを推進していきます。
 次に、健康づくりの推進のため、町民の健康づくりへの意欲を高めるきっかけとして健康づくりフォーラムを開催するとともに、健康ポイント制度、壮年期・中年期健康アドバイザー事業を実施し、健診の受診や運動習慣の定着を促します。
 また、新型コロナワクチンの接種を実施し、早期の収束を目指すほか、予防接種法に基づく各種接種を実施して、疾病の発生及びまん延を予防することにより、公衆衛生の向上や医療費の抑制に努めます。
 さらに、出産後の育児不安や体調不安を解消するための新たな取組として、産後4か月未満の母親及び乳児で家族等から十分な支援が得られない方を対象に、心身のケアや相談、育児指導等を行うことにより、安心して子育てができる支援体制を整えます。
 このほか、新たに回復の見込みのない若年がん患者が、住み慣れた自宅で自分らしく過ごすために必要な福祉用具の購入等に対する助成や、骨髄バンクへのドナー登録を促進するため、ドナーとなった方への入院費の助成を行います。
 次に、社会保障を担う特別会計の財政基盤の安定化を図り、社会保障を充実させるため、介護保険特別会計、国民健康保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計に対して繰出金を支出します。

 

3「豊かな心を育む人づくり」

 まず、学校教育の充実を図るため、外国語指導助手、いわゆるALTを3名配置し、外国語への関心を高めるとともに学習の質を向上させるほか、障がいや特性のある児童・生徒等の学校生活における安全の確保、円滑な学校生活への適応を図るため、学校生活支援員を配置します。また、北伊予小学校児童を対象として環境教育及び産業廃棄物に関する学習を実施し、産業廃棄物の排出抑制や減量化、資源の循環的な利用についての理解を深めます。このほか、改築工事を実施している松前中学校については、北校舎の改築を行います。
 次に、生涯学習の推進のため、拠点となる文化センターについて、引き続き指定管理による運営を行うとともに、老朽化した設備の改修工事を実施します。
 次に、スポーツの振興においては、ホッケーを通じたまちづくりを推進するため、松前町国体記念ホッケー公園ホッケー場に新たに観客席を設置するなど、ホッケー場の環境整備を進めるほか、大会や合宿等の誘致活動を積極的に行うとともに、初心者から経験者までホッケーに親しんでもらうためのホッケー教室の開催や中学生の交流大会を開催します。また、町全体で東京オリンピックを盛り上げ、ホッケーのまちづくりの機運を高めるため、東京オリンピック競技大会における男子ホッケー日本代表の試合のパブリックビューイングを実施します。

 

4「活力あふれるにぎわいづくり」

 まず、農業生産基盤整備の推進のため、老朽化した揚水施設や水路など、土地改良施設の改修を行うことで、労力の軽減や維持管理に係る経費の削減を図ります。
 次に、商工業の振興のため、松前町の産業を支える事業者や関係団体が一堂に会し、物産品や生産品の販売などを通じて町内外にPRを行うための産業まつりを実施します。
 次に、観光・交流機能の創出のため、松前町の活性化と町民の活力増進を図るための夏祭りの運営を支援するとともに、松前町の伝統行事である「はんぎり競漕」について町内のみならず広く町外にもPRします。また、松前町の偉人義農作兵衛とその精神を全国に発信するため、義農精神を体現している活動の功績を表彰する「義農大賞」を創設し、令和4年4月のイベント開催を目指して準備を進めます。
 次に、雇用・就労環境の整備のため、条例に基づき東レに対して工場等設置奨励金を交付します。
 また、南黒田工業団地の整備に向けて、県内企業を対象として、工場の移転に関するアンケート調査等を行います。

 

5「快適で暮らしやすい基盤づくり」

 まず、上・下水道の整備のため、水道事業及び下水道事業に対して繰出金を支出します。また、浸水被害の軽減を図るための新たな取組として、筒井地区の雨水貯留施設や塩屋地区の排水機場の整備に向けて設計を行います。
 次に、市街地の整備では、指定区域にある老朽建物除却事業を推進し、地域の住環境の改善や地区住民の不安を解消し、災害時の倒壊による被害の防止を図ります。
 次に、住宅施策の推進のため、既存の木造住宅の耐震化を促進します。松前町建築協議会に委託して、無料で耐震診断や設計を行うとともに、所有者が自ら実施した耐震診断、耐震設計、耐震工事及び工事監理に関して費用を助成します。また、町に存在する空家の調査を行い、そのまま放置すれば保安上危険となるおそれや衛生上有害となるおそれのある状態等である場合には、空家等対策協議会において対応方針等について検討し、快適な生活環境の維持に努めます。
 次に、道路・交通網の充実のため、町内を巡回しているコミュニティバスの運行に対して支援を行います。町内の道路については、道路環境を改善し交通の安全を確保するため、老朽化が著しい町道について計画的に維持・管理を行うとともに、安全かつ快適に利用できるよう整備・改良工事を行います。
 次に、広報・広聴活動の充実のため、今まで緊急時の防災情報の提供にのみ活用していたテレビのデータ放送を、新たに平常時から様々な情報を提供するために活用することとし、広報体制を強化します。