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令和4年度施策方針

印刷ページ表示 更新日:2022年4月1日更新

1「安全・安心な生活環境づくり」

 まず、消防の充実のため、消防団活動の拠点整備として第8分団消防詰所の整備に向けた設計等を行うほか、小型動力ポンプやホースなどの更新を行います。
 次に、防災・減災の促進のため、高潮ハザードマップの作成を行うほか、災害用備蓄品について、これまで整備してきた水や食料に加え、災害弱者のための備蓄品を新たに整備します。また、地域や組織での防災活動の中核となる防災士の養成にも引き続き取り組み、地域防災力の向上を図ります。
 次に、防犯・交通安全の充実のため、運転免許自主返納者に対して公共交通機関の乗車券等を交付し、高齢者が運転免許を自主返納しやすい環境を整備することにより、高齢運転者による交通事故の抑制を図ります。また、町内全域の街灯をLED化することにより、夜間における防犯環境を向上させるとともに、ライフサイクルコストの縮減を図ります。
 次に、地球温暖化対策の推進のため、電気の使用量を節減する省エネキャンペーンを新たに実施し、節電を促進することにより温室効果ガスの排出量の削減を図ります。また、循環型社会形成の推進のため、収集、運搬、処理を適正に実施しながら、分別を一層徹底することでごみの減量化を促進し、リサイクルの推進による資源の再利用を図ります。また、コミュニティの育成のため、各地域の集会所や公園などの整備に係る費用の一部を助成することにより、地域コミュニティの活性化を図ります。
 このほか、伊予地区広域斎場について、運営に係る費用のほかに、施設の老朽化に伴う改築に係る費用を負担します。

 

2「笑顔で暮らせる健康づくり」

 まず、地域福祉の充実を図るため、社会福祉協議会へ運営補助を行い、地域福祉の増進を図ります。また、経年劣化している福祉センターの外壁を改修します。
 次に、高齢者支援の充実のため、特別養護老人ホームの居室に新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するための設備を整備する事業所に対して補助金を交付するとともに、新規入所者及び従事者のPCR検査や抗原定量検査を実施する高齢者施設等の事業所に対して補助金を交付し、利用者への安全なサービス提供体制を確保します。また、伊予市・伊予郡養護老人ホーム組合和楽園の負担金を負担し、在宅において養護を受けることが困難な高齢者を支援します。
 次に、障がい者支援の充実のため、障がいの除去、軽減に必要な医療の給付を行うとともに、障がい者や障がい児が社会の一員として生活が送れるよう自立支援給付などを行うほか、重度心身障がい者の生活の安定と福祉の増進のため、医療費の一部を助成します。
 次に、子育て支援の充実のため、老朽化した白鶴保育所の改築工事を行うとともに、町内で保育所整備を行う事業者に対する助成を行うほか、閉所した二名保育所を解体します。また、子ども・子育て支援制度に基づき、保育所、幼稚園、認定こども園等を通じて小学校就学前の子どもを持つ保護者に対し、子どもの状況に応じた教育・保育給付を行うとともに、病児保育や一時預かりなどの各サービスを実施するほか、引き続き義務教育終了までの子どもの医療費を無料にします。
 このほか、産後4か月未満の母親や乳児を対象に、家族などから十分な支援が得られない出産後の育児不安や体調不安を解消するため、心身のケアや相談、育児指導等を行う支援体制を整えるなど、安心して子どもを生み、育てることができるまちづくりを推進します。
 次に、健康づくりの推進のため、北海道松前町と健康づくりを通した交流を新たに始めるほか、健康づくりフォーラムを開催し、運動習慣の定着や健康づくりへの意識を高めます。また、新型コロナワクチンの接種を実施し、早期の収束を目指すほか、予防接種法に基づく各種接種を実施して、疾病の発生及びまん延を予防することにより、公衆衛生の向上や医療費の抑制に努めます。

 

3「豊かな心を育む人づくり」

 まず、学校業務の改善及び教職員の負担軽減を図るため、現在、手書きなどのアナログな方法で行っている生徒の在籍管理や成績管理業務をデジタル化し、校務全般の業務効率化を図ることができる校務支援システムを小中学校に導入します。
 次に、学校教育の充実を図るため、障がいや特性のある児童・生徒等の学校生活における安全の確保、円滑な学校生活への適応を図るため、学校生活支援員を配置します。また、各地区における通学路の安全を確保する体制を構築するため、拠点校である松前小学校を中心に全ての学校で安全教育及び安全管理の充実に係る取組を実施します。
 次に、生涯学習の推進のため、拠点となる文化センターについて、老朽化した設備の改修工事を実施します。
 このほか、文化財の保存・活用では、町にゆかりのある文化財や人物に関する資料等を常時展示することができる「歴史民俗資料室」を新たに整備し、町民の郷土愛の醸成や文化財への理解の深化を図ります。
 また、ホッケーを通じたまちづくりを推進するため、大会や合宿等の誘致活動を積極的に行うとともに、初心者から経験者までホッケーに親しんでもらうためのホッケー教室の開催や中学生の交流大会を開催します。

 

4「活力あふれるにぎわいづくり」

 まず、農業生産基盤整備の推進のため、老朽化した揚水施設や水路など、土地改良施設の改修を行うことで、労力の軽減や維持管理に係る経費を削減します。また、新田湛水防除施設に水位監視カメラを新たに設置し、湛水被害から農地を守ります。
 次に、商工業の振興では、中小企業の振興に資するため令和5年度に中小企業振興計画を策定することを目指して、令和4年度は中小企業の実態調査を実施することにより経営動向等を把握し、中小企業が抱えている課題の分析を行います。また、松前町の産業を支える事業者や関係団体が一堂に会し、物産品や生産品の販売などを通じて町内外にPRを行うための産業まつりを実施します。
 次に、観光・交流機能の創出のため、松前町の偉人義農作兵衛とその精神を全国に発信するため、「義農大賞」表彰式を実施するほか、松前町の活性化と町民の活力増進を図るための夏祭りについて、会場変更などによる新たな賑わいを創出する取組を支援するとともに、松前町の伝統行事である「はんぎり競漕」について町内のみならず広く町外にもPRします。
 このほか、雇用・就労環境の整備のため、条例に基づき東レに対して工場等設置奨励金を交付します。

 

5「快適で暮らしやすい基盤づくり」

 まず、上・下水道の整備のため、水道事業及び下水道事業に対して繰出金を支出するほか、浸水被害の軽減を図るため、筒井地区の雨水貯留施設や塩屋地区の排水機場の整備に向けて設計を行います。
 このほか、合併処理浄化槽の設置促進のため、宅内配管工事等に係る補助を新たに実施します。
 次に、市街地の整備のため、伊予鉄道松前駅前広場の整備に向けて、測量及び設計を行うほか、既存の木造住宅の耐震化を促進するため松前町建築協議会に委託して、無料で耐震診断や設計を行うとともに、所有者が自ら実施した耐震診断、耐震設計、耐震工事及び工事監理に関して費用を助成します。また、空家等対策協議会を開催し、空家に対する施策を進めます。
 次に、道路・交通網の充実のため、地域公共交通の活性化及び再生を図るため、地域公共交通計画の策定に着手するとともに、町内を巡回しているコミュニティバスの運行に対して支援を行うほか、町内の道路については、道路環境を改善し交通の安全を確保するため、老朽化が著しい町道について計画的に維持・管理を行うとともに、安全かつ快適に利用できるよう整備・改良工事を行います。
 次に、町行政のDX化の推進のため、松前町のDXの指針となるDX推進計画を策定するとともに、県及び県内市町と連携し「チーム愛媛」で、町行政のDX化に取り組みます。
 このほか、総合行政システムについて現在、庁舎に設置しているサーバ機器等が更新時期を迎えることを契機に、セキュリティ水準の向上や庁舎が被災した際の業務停止リスクの低減などを図るためクラウド化を図るとともに、戸籍システムについても戸籍事務のマイナンバー制度及び戸籍証明書の広域交付に対応するためのシステム改修を行うとともに、クラウド化を図ります。