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平成29年度施策方針

印刷ページ表示 更新日:2019年6月4日更新

1「安全・安心・快適な松前町をつくる」

 まず、消防・防災の充実につきましては、地域防災力をより一層高めるため、防災行政無線電源装置の蓄電池や、防災マップの更新を行うとともに、災害時の備蓄品などを購入します。また、小型ポンプや積載車など、消防団設備の充実強化を図るとともに、第4分団消防詰所の完成に伴い、不要となった旧詰所の解体を行います。伊予消防等事務組合に対しては、災害から住民の生命・財産を守るために必要な整備・運営費等を負担します。

 廃棄物処理の充実につきましては、ごみカレンダーの配布に加え、新たにスマートフォンのアプリを導入し、より多くの人がごみの分別を確認しやすくなるよう利便性の向上を図ります。また、家庭から排出される生ごみの減量・資源化を推進するため、モデル地区を定め、地域で生ごみを利活用するための新たな体制作りを行います。さらに、伊予地区清掃センターにおけるごみ処理に係る費用と、施設の長寿命化計画の策定に係る費用を負担します。し尿の処理につきましては、共立衛生組合塩美園の運営に必要な費用を負担します。

 上・下水道の整備につきましては、公共水域の水質汚濁を防止し、環境保全・公衆衛生の向上を図るため、下水道事業認可区域外での浄化槽の設置に対して補助を行うとともに、公共下水道事業特別会計に対して、繰出金を支出します。また、浸水被害の軽減を図るため、筒井地区の雨水対策基本計画の策定に向けて排水路等の調査を行います。

 公園・緑地・水辺の保全につきましては、住民の憩いとレクリエーションの新たな場として、台地泉の公園整備を行います。

 

 

2「健やかでやさしい松前町をつくる」

 地域福祉の充実につきましては、福祉センターの管理を委託している社会福祉協議会に対して運営補助を行い、連携して地域福祉の増進を図ります。また、消費税率の引上げに伴い低所得の方への影響を考慮して、昨年度に引き続き臨時福祉給付金の給付を行います。平成29年度においては、国の経済対策の一環として4月から平成31年9月までの2年半分を一括で給付します。

 高齢者支援の充実につきましては、要支援1・2の認定を受けている方が介護予防給付により利用しているホームヘルプサービスとデイサービスについて、町が新たに行う介護予防・日常生活支援総合事業でのサービスに順次移行し、介護予防と日常生活の自立を支援します。また、住民・民間事業者・NPOやボランティア等の参画により多様なサービスを総合的に提供し、高齢者の暮らしを支える体制の整備を目指すとともに、ひとり暮らしの高齢者が、安心して暮らすことができるよう、見守り推進員の訪問による安否確認などを行います。併せて、第6期松前町介護保険事業計画に基づき、特別会計に対して繰出金を支出します。

 障がい者支援の充実につきましては、障がい者や障がい児が、社会の一員として安定した生活が送れるよう、自立支援給付などの事業を行います。また、障がいの有無にかかわらず、安心して充実した生活を送ることができるよう、第3期松前町障害者基本計画及び第5期松前町障害福祉計画を策定します。

 子育て支援の充実につきましては、安心して子どもを生み育てることができるまちづくりを進めるため、新たに、私立の保育園や認定子ども園の防犯カメラの設置に対する補助を行うほか、子育てサロンを開催している団体への支援や、2人目からの子どもに対するおむつの購入券の支給などを行います。また、4か月児の母子健康相談時に、絵本を配布し、絵本の読み聞かせによる親子のふれあいのきっかけづくりを行うブックスタート事業を実施します。松前・宗意原統合保育所については、10月の開園に向け、引き続き整備を進めます。

 健康づくりの推進につきましては、集団検診や妊婦・乳幼児健康診査を実施し、疾病の早期発見を図るほか、各種予防接種を実施し、疾病の発生及び蔓延の予防に努めます。

 社会保障の充実につきましては、社会保障を担う特別会計の財政基盤の安定を図るため、国民健康保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計に対して、繰出金を支出します。

 

 

3「人と文化が輝く松前町をつくる」

 学校教育の充実につきましては、各小中学校において、それぞれの校区の伝統や校風、地域の実態などを考慮し、野菜作りや匠の技への挑戦、おしゃれなまちづくりについて考えるなど、創意ある教育活動の展開を図ることにより、特色ある学校づくりを新たに推進します。また、障がいのある児童や生徒が、安心して学校生活を過ごせるよう、学校生活支援員を配置します。

 各小中学校や給食センター、幼稚園の施設につきましては、児童や生徒、園児が安心して快適に使用できるよう、維持・管理のために必要な修繕工事などを行います。

 生涯学習の推進につきましては、北公民館において、移動動物園を招き、動物と触れ合うことで、命の大切さやいたわりの心を育みます。

 スポーツの振興につきましては、ホッケーを通じたまちづくりを推進するため、国内の強豪チームなどを招いたホッケーイベントや、町内小中学校の児童・生徒を対象としたホッケー教室を開催します。また、いよいよ9月に開幕するえひめ国体の成功に向けて、えひめ国体松前町実行委員会と連携しながら、円滑な大会運営ができるよう各競技の準備に万全を期してまいります

 文化・芸術の振興につきましては、松前町ひまわり少年少女合唱団の創設40周年記念大会の開催のほか、松前町の歴史・文化に触れるスケッチ会を開催し、作品の展示・公開などを行います。

 国際化、交流活動の推進につきましては、オーストラリアからホッケーの強豪クラブを招へいし、えひめ国体少年男女の選抜チームとの交流試合を通して、競技力の向上を図るとともに、選手間同士の交流行事の中で国際感覚を醸成するなど、ホッケーのまちづくりと併せて国際交流を進めてまいります。

 

 

4「豊かでにぎわいのある松前町をつくる」

 農水産業の振興につきましては、農業用水施設などの日常管理や集落が行う清掃活動、水路等の補修に対して支援を行うほか、農地を所有していない企業やNPOなどが、市民農園を行うための農地の貸付けを行います。また、農業従事者の労力の軽減や経費の削減を図り、農業経営の安定に資するため、各種土地改良事業を実施します。

 水産業振興育成対策では、関係団体と連携しながら、水産物の安定した供給等を目的とした助成を実施します。

 商工業の振興につきましては、町内中小企業の指導・育成を行うほか、町内の事業者と連携して、地場産品と町の知名度アップを図ります。また、今年度から実施している、はだか麦プロジェクトにつきましては、引き続き新たな商品開発などを支援することにより、地場産品の質の向上とブランド化を図るとともに、新たな産業や雇用の創出を図ります。

 観光・交流機能の創出につきましては、町の伝統行事である「はんぎり競漕」への参加を県内の高校に広く呼び掛け、「はんぎり甲子園」の更なる拡大を図るとともに、町外にもPRを行います。また、地域資源の魅力的な活用を図ることにより、町の魅力の向上と観光・交流人口の増加にも努めてまいります。

 

 

5「飛躍を支える松前町の基盤をつくる」

 土地の有効利用につきましては、土地の実態を総合的に調査し、土地をより高度にかつ合理的に利用するための基礎資料を整備するとともに、地籍の明確化を図る国土調査事業の進捗を図ります。

 市街地の整備につきましては、地域の住環境を改善し、災害時における倒壊被害を防止するため、指定区域の老朽建物除却事業を進めます。

 住宅施策の推進につきましては、木造住宅の耐震化を促進するため、耐震診断や設計、耐震改修の費用の一部を助成します。また、町営住宅の管理につきましては、老朽化した空家の解体や共用道路部分の舗装補修を行い、居住環境の改善を図ります。

 道路・交通網の充実につきましては、住民の交通の利便性を確保するため、コミュニティバス運行の支援を行います。また、交通の安全性を確保するため、計画的に町道の維持管理を行います。

 情報化の推進につきましては、マイナンバー制度の施行に伴うセキュリティ対策として、県が用意する高度なセキュリティ機器を使用した自治体セキュリティクラウドへ参加し、更なるネットワークセキュリティの強靭化を図ります。

 

 

6「みんなで力を出し合う松前町をつくる」

 コミュニティの育成につきましては、地域コミュニティの発展のため、各地域の集会所、公園などの整備に対して助成を行います。

 協働のまちづくりの推進につきましては、町政に女性の感性を生かすことを目的とした、まちづくり女性会議を開催するほか、「快適で、文化的で、おしゃれなまちづくり」の実現のため、各事業に、おしゃれの要素を加える取組も進めてまいります。

 計画的な自治体経営の推進につきましては、地方創生の推進のほか国の統一的な基準による地方公会計による、財務書類の作成を行います。