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松前町歴史民俗資料室
松前町では、10月28日、松前総合文化センターの3階に「松前町歴史民俗資料室」をオープンしました。ここには、出作遺跡から出土した土師器や須恵器、鉄器や石製模造品、横田遺跡や神崎遺跡から出土した縄文土器や弥生土器などたくさんの出土品を展示しています。また、展示品の中には松前町指定文化財に指定されている「龍灯の松」や「松山領伊予郡絵図」のレプリカも。他にも町の偉人紹介や松前城に関するものも展示しています。貴重な展示品を見て、歴史ロマンを感じてみませんか。どなたでも無料で自由に観覧できますので、ぜひ足を運んでみてください。
展示替え
令和7年2月に出作遺跡出土遺物の展示替えを行いました。
今回は出作遺跡から出土した甕(かめ)や壺(つぼ)を中心に展示しています。
これらの陶器は、かつて人々の暮らしを支え、食糧の保存や煮炊きなどに用いられてきました。それぞれの形や装飾には、時代ごとの特色や当時の技術が刻まれています。本展示では、松前町内から実際に出土した貴重な品を間近でご覧いただくことができます。
過去の人々の暮らしを感じながら、古代の知恵と文化に思いを馳せてみませんか?
また、松前町の郷土の人物展示コーナーでは、窪田節二郎(岡田・昌農内出身)の足跡をたどる展示としてリニューアルしました。
窪田氏は、県会議員・副議長、岡田村長、松山市会議長などを歴任し、地域の発展に尽力した政治家として知られています。地方自治の要職を務める中で、昌農内のインフラ整備にも大きく貢献し、その功績は今も私たちの暮らしの中に息づいています。
本展示では、窪田氏の生涯を振り返る資料とともに、彼が綴った漢詩「雪城書」掛け軸を展示いたします。
情景豊かな詩の世界から、彼の思索や信念に触れることができる貴重な機会です。
ご来場を心からお待ちしております。