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ヘルプカードは「手助けがほしい人」と「手助けしたい人」をつなぐコミュニケーションツールです

印刷ページ表示 更新日:2018年10月10日更新

ヘルプカードは「手助けがほしい人」と「手助けしたい人」をつなぐコミュニケーションツールです

ヘルプカードの目的

 ヘルプカードは、障がいのある人等が主に外出時に困りごとが起こったとき、「困っている」ことや「手助けがほしい」ことを周囲の人に伝え、障がい特性に応じた支援を受けやすくするためのカードです。
 例えば、こんなケースでヘルプカードが役立ちます。

  • 災害時の避難のとき
    ヘルプカードを周囲の人に示し、安全に避難できるよう配慮や協力を依頼します。
  • パニックや発作、急な体調不良に見舞われたとき
    ヘルプカードの記載内容を周囲の人が確認し、適切な対応や配慮を行ったり、緊急連絡先に連絡したりします。
  • 道に迷ったとき
    ヘルプカードを周囲の人が確認し、道案内や支援機関等へのつなぎを行います。
  • ちょっと手助けがほしいとき
    ヘルプカードを使って、具体的な手助けを依頼します。

へルプカードの意義

 障がいのある人は、困っていてもそのことを周囲にうまく伝えられなかったり、周りの状況が把握しづらいために避難などの緊急の行動がとれなかったりする可能性があります。
 また、聴覚障がいや心臓疾患等の内部障がいのある人など、障がいがあることが外見からはわかりにくい人にとっても、必要な配慮や支援を得ることは簡単ではありません。
 「外出時に何かあったら困る」という本人や家族の不安から、思うように外出ができないでいる人もいます。
 ヘルプカードを携帯することで、必要な支援が得やすくなれば、日常生活にも安心が生まれます。
 また、周囲の人も、困っていることに気付かなかったり、どう支援していいかわからなかったりすることがあります。
 ヘルプカードがあれば、どんなことに困っているのか、どう対応したらいいかが具体的に分かりますから、スムーズに支援することができます。誤解や無理解によって生じるトラブルも減らすことができます。
 ヘルプカードの導入は、本人や家族、支援する人の安心につながるとともに、障がいのある人等への地域社会全体の理解が進むことが期待されます。
 なお、ヘルプカードは、あくまで障がい者等が本人の意思で持ち、使用していただくものです。
 本人が意思決定できるよう、家族や支援する人が本人の意思を尊重しながら協力ができるように、配慮と工夫をお願いします。

ヘルプカードの配布方法

 ヘルプカードは福祉課障がい福祉係の窓口で配布しているほか、下記よりデータをダウンロードすることもできます。

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