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高齢者の定期予防接種

印刷ページ表示 更新日:2025年10月1日更新

高齢者の肺炎球菌感染症

  成人の肺炎の約2~3割は肺炎球菌という細菌が原因と言われています。肺炎球菌は気管支炎や肺炎だけでなく、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。定期接種に用いられる23価肺炎球菌ワクチンは、90種類以上ある病気の型のうち、4割程度を予防する効果があります。​

対象者

​  松前町に住民票がある人で下記に該当する人

  1 過去に一度も23価肺炎球菌ワクチンの接種を受けたことがない人
  2 接種時に65歳の人
  3 接種時に60歳以上65歳未満の人で、心臓やじん臓、呼吸器の機能の障害または、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫低下の重度障がい(身体障害者手帳1級程度)を有する人

実施期間

​  通年

  (注意)定期接種の期間は、65歳のお誕生日の前日から66歳のお誕生日の前日までです。65歳の誕生月を迎えられる際に、ご案内と予診票をお送りします。

接種回数

​  生涯で1回限り(初めての接種に限る)

​接種費用

  自己負担額 4,000円
  ※対象者のうち、生活保護受給者などの支援給付を受けている方は個人負担が不要となります。
   ただし、接種に行く前に福祉課地域福祉係で必要書類をもらうこと。

高齢者帯状疱疹

  帯状疱疹は過去に感染した水痘(みずぼうそう)のウイルスが、加齢、疲労等の免疫力の低下によって再活性化することで発症します。典型的には、体の片側で帯状に痛みを伴う水疱が出現します。合併症の一つに水疱が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。  

対象者

  松前町に住民票がある人で下記に該当する人

  1 年度内に65歳を迎える人
  2 接種時に60歳以上64歳の人で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫低下の重度障がい(身体障害者手帳1級程度)を有する人
  3 年度内に70・75・80・85・90・95・100歳および100歳以上を迎える人

(注意)3に該当する人は令和7年度から令和11年度までの5年間の経過措置として対象になります。ただし、100歳以上の人は令和7年度に限り対象です。

実施期間

  通年

接種回数

  生涯で1度限り

 (注意)

  1度とは「接種の完了」を意味します。ワクチンによって「1回の接種で完了」するものもあれば、「2回の接種で完了」するものもあります。
  任意接種で帯状疱疹ワクチン接種を完了した人は、基本的には接種対象になりません。ただし、医師が接種を必要と認めた場合は松前町健康課(089-985-4153)へご相談ください。

ワクチンの特徴

  ワクチンは2種類から希望するものを一つ選択します。

  ワクチンのごとの特徴

ワクチンの種別

「ビケン」(生ワクチン)

シングリックス(組換えワクチン)

接種方法

皮下注射

筋肉内注射

接種回数

1回

2か月以上の間隔を置いて2回

発症予防効果

約50%程度

約90%程度

持続性

5年程度

10年以上

接種できない人

病気や治療によって、免疫が低下している人は接種できません。

免疫の状態に関わらず接種可能です。

費用

4,500円

1回あたり16,500円

接種費用

  自己負担額
  1 「ビケン」(生ワクチン)4,500円
  2 シングリックス(組換えワクチン)1回あたり16,500円  
  ※対象者のうち、生活保護受給者などの支援給付を受けている方は個人負担が不要となります。
   ただし、接種に行く前に福祉課地域福祉係で必要書類をもらうこと。

 

ワクチンの効果・注意点

  • 帯状疱疹ワクチンと他のワクチン(インフルエンザや肺炎球菌ワクチン、新型コロナワクチン等)との同時接種は医師が必要と認めた場合に可能です。
  • ただし、生ワクチンについては、他の生ワクチンと27日以上の間隔を置いて接種してください。
  • 生ワクチンを接種する場合は、輸血やガンマグロブリンの注射を受けた人は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた人は治療後6か月以上置いて接種してください。
  • 組換えワクチンを接種する場合は、筋肉内に接種をするため血小板減少症や凝固障害を有する人、抗凝固療法を実施されている人は注意が必要です。