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令和5年度施策方針

印刷ページ表示 更新日:2023年4月1日更新

1「安全・安心な生活環境づくり」

 まず、第8分団消防詰所を建設し、消防団活動の拠点整備を進めるほか、小型動力ポンプやホースなどの更新を行い、消防団設備の充実強化を図ります。
 次に、救急車の適正利用及び医療機関の受診の適正化につなげるため、相談者の症状の緊急度を医療従事者が判断する電話相談窓口を県と県内20市町が共同で開設します。また、防災・減災の促進のため、北伊予小学校及び松前小学校の屋外トイレについて、改築工事を行うことにより、学校教育環境の向上及び災害時の避難者の生活環境の改善を図ります。
 次に、浸水被害の軽減を図るため、筒井地区雨水対策として貯留施設の詳細設計や幹線排水路の改修工事を行うほか、塩屋地区雨水対策として排水機場の建設工事を行います。そのほか、災害用備蓄品として食糧や物資などを整備し、町内各所の避難所への分散備蓄を進めるほか、地域や組織での防災活動の中核となる防災士の養成にも引き続き取り組み、地域防災力の向上を図ります。また、防犯・交通安全の充実のため、運転免許自主返納者のうち希望する方に対して公共交通機関の乗車券等を交付し、高齢者が運転免許を自主返納しやすい環境を整備することにより、高齢運転者による交通事故の抑制を図ります。
 次に、循環型社会形成の推進のため、収集、運搬、処理を適正に実施しながら、指定ごみ袋の利用や分別を一層徹底するとともに、リサイクルの推進による資源の再利用を図り、ごみの減量化を促進します。また、電気式生ごみ処理機の購入者に対する補助事業を新たに実施し、生ごみの減量を図ります。また、伊予地区清掃センターについて、運営に係る費用のほかに、松山市へのごみの焼却処理委託に必要な費用を負担します。
 次に、コミュニティの育成のため、各地域の集会所やコミュニティ広場などの整備に係る費用の一部を助成することにより、地域コミュニティの活性化を図ります。そのほか、伊予地区広域斎場について、運営及び改築に係る費用を負担します。

 

2「笑顔で暮らせる健康づくり」

 まず、地域福祉の充実を図るため、社会福祉協議会へ運営補助を行い、官民が連携、協力することで地域福祉の増進を図ります。
 次に、高齢者支援の充実のため、75歳以上の高齢者を対象に敬老事業を実施する町内会などに対して新たに補助金を交付し、敬老に対する関心と理解の向上を図ります。また、10月に開催される第35回全国健康福祉祭えひめ大会である「ねんりんピック愛顔のえひめ2023」の囲碁交流大会の運営に必要な経費を負担し、高齢者の社会参加と生きがいの高揚を図ります。そのほか、伊予市・伊予郡養護老人ホーム組合和楽園の運営経費を負担するとともに、在宅において養護を受けることが困難な高齢者に対し、適切な施設への入所措置を実施します。
 次に、障がい者支援の充実のため、障がい者施策の方向性を総合的・体系的に定めた第3期障がい者基本計画並びに障がい者や障がい児のためのサービスの目標や見込みを定めた第6期松前町障がい福祉計画及び第2期障がい児福祉計画の計画期間が令和5年度末をもって終了することから、これまでの取組や実績を評価・検証し、次期計画を策定します。また、障がいの除去、軽減に必要な医療の給付を行うとともに、障がい者や障がい児が社会の一員として生活が送れるよう自立支援給付などの事業を行うほか、重度心身障がい者の生活の安定と福祉の増進のため、医療費の自己負担分を助成します。このほか、子育て支援の充実のため、妊婦や子育て家庭に寄り添う伴走型相談支援を実施するとともに、経済的支援として、妊娠時に出産応援金を、出産後に子育て応援金をそれぞれ支給します。また、老朽化した白鶴保育所の改築工事を行うほか、子ども・子育て支援制度に基づき、保育所、幼稚園、認定こども園等を通じて共通の給付を行うとともに、病児保育や一時預かりなどの各サービスを実施します。
 次に、待機児童の解消のため、新たに、保育士の登録サイトを利用し登録している保育士に直接アプローチを行って、公立保育所の保育士を確保します。また、子ども医療費助成については、義務教育終了まで無料とし、引き続き安心して子どもを生み、育てることができるまちづくりを推進します。 次に、健康づくりの推進のため、健康づくりフォーラムの開催や運動習慣の定着を促す取組を実施するほか、健康について考えるきっかけづくりとして、新たに健康川柳の募集を行います。また、予防接種法に基づく各種接種を実施して、疾病の発生及びまん延を予防することにより、公衆衛生の向上や医療費の抑制に努めます。
 次に、出産後の育児不安や体調不安を解消するため、産後4か月未満の母親及び乳児で家族等から十分な支援を受けることができない方を対象に、心身のケアや育児相談、育児指導等を行うことにより、安心して子育てができる環境づくりに努めます。また、社会保障を充実させるため、介護保険特別会計、国民健康保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計に対して繰出金を支出し、社会保障を担う特別会計の財政基盤の安定化を図ります。

 

3「豊かな心を育む人づくり」

 まず、学校教育の充実を図るため、障がいや特性のある児童・生徒等の学校生活における安全の確保、円滑な学校生活への適応を図るため、学校生活支援員を配置します。
次に、学校給食の食材の質や栄養価を維持するため、食料品の価格高騰により学校給食の食材調達に苦慮している松前町学校給食会に対して、一時的な緊急支援を実施します。また、生涯学習の推進のため、拠点となる文化センターについて引き続き指定管理による運営を行うとともに、老朽化した施設の改修工事を実施するため、設計を行います。
 次に、スポーツの振興では、ホッケーを通じたまちづくりを推進するため、引き続き大会や合宿等の誘致活動を積極的に行うとともに、初心者から経験者までホッケーに親しんでもらうためのホッケー教室の開催や中学生の交流大会を開催します。そのほか、中学校の休日の学校部活動を地域移行するため、教育委員会の附属機関として松前町部活動地域移行検討委員会を設置し、教育委員会において部活動の地域移行に係る推進計画の策定に向けた取組を進めるとともに、令和5年度は、モデル的にホッケーとソフトテニスのクラブ活動を地域移行した場合の活動方法や活動経費のあり方について検証を行うこととしています。
 

4「活力あふれるにぎわいづくり」

 まず、農業生産基盤整備の推進のため、老朽化した揚水施設や水路など土地改良施設の改修を行うことで、労力の軽減や維持管理に係る経費を削減します。また、商工業の振興では、産業の活性化と雇用促進の持続的な発展を図るため、中小企業の振興に資するための中小企業振興計画を策定します。
 次に、松前町の産業を支える事業者や関係団体が一堂に会し、物産品や生産品の販売などを通じて町内外にPRを行うための産業まつりを実施します。また、観光・交流機能の創出では、松前町の活性化と町民の活力増進を図るため夏祭りにおいて新たな賑わいを創出する取組を支援するとともに、松前町の伝統行事である「はんぎり競漕」への参加を県内の高校生に呼び掛けるなどして、町内のみならず広く町外にもPRします。また、松前町の偉人である義農作兵衛を顕彰し、町の知名度やイメージの向上を図るための義農大賞事業について、実行委員会形式による実施を検討し、その場合に必要となる費用を負担するほか、松前町観光協会が実施する観光・交流の促進を図るための事業を支援します。そのほか、雇用・就労環境の整備のため、条例に基づき東レに対して工場等設置奨励金を交付します。
 

 

5「快適で暮らしやすい基盤づくり」
 まず、上・下水道の整備のため、水道事業及び下水道事業に対して繰出金を支出します。次に、合併処理浄化槽の設置促進のため、単独処理浄化槽の撤去に係る補助金の限度額を引き上げます。また、市街地の整備では、伊予鉄道松前駅前広場の整備に向けて、必要となる用地を購入します。
次に、住宅施策の推進のため、町が耐震診断技術者を派遣し、耐震診断や設計を行うとともに、所有者が自ら実施した耐震診断、耐震設計、耐震工事及び工事監理に関して費用を助成し、既存の木造住宅の耐震化を促進します。また、経年劣化している江川住宅3棟及び4棟の外壁改修工事を行うほか、改良住宅の外壁改修工事の設計を行います。そのほか、空家対策を推進するため、特定空家等の認定を行うための詳細調査を実施します。
 次に、道路・交通網の充実では、町内を巡回しているコミュニティバスの運行に対して支援します。また、町道西15号線を整備するために必要な道路用地を確定させるための測量設計を行うほか、道路環境を改善し交通の安全を確保するため、老朽化が著しい町道について、安全かつ快適に利用できるよう計画的に維持・管理を行います。
 次に、持続可能な自治体経営では、新たにRPAを導入することにより業務の効率化を図るとともに、県及び県内市町と連携して自治体用チャットツールや電子申請システムの共同調達を行うなど、引き続き「チーム愛媛」で行政のDXを推進します。また、老朽化している旧学校給食センターの解体工事を行うほか、庁舎空調設備の改修工事を行います。