出作遺跡ロビー展　第３弾

令和元年11月30日まで（予定）

（土・日・祝を除く松前町役場開庁日）

出作遺跡は、西日本を代表する古墳時代の大規模な祭祀(さいし)遺跡です。

町民のみなさんにも出作遺跡のことを知ってもらいたいため平成30年11月より出土物を展示しています。

今回は、「石製模造品（せきせいもぞうひん）」を中心に展示しています。

石製模造品は、古墳時代の遺物のうち、滑石あるいは緑色凝灰岩などの、加工しやすい石材を用いて器物の形を模造し、祭祀の供物などにあてたものの総称です。

特筆すべきところは、製作途中にある石製品も出土されているところで、これは出作遺跡付近で生産から使用まで行われていたことを意味します。こういった製作途中から完成品までのものがまとまって出土することは、日本全国でも珍しく、学術的にも大変貴重なものです。

図1　石製模造品

図2　土師器、須恵器

図3　須恵器

図4　石製模造品

●今後も、展示物を入替えながら出作遺跡の出土物を町民のみなさんに紹介する予定です。